「After JIMTOF」微細加工技術研究結果報告 ユーザー新聞 2013年1月1日掲載|碌々産業株式会社|高精度高速小径微細加工機、特殊加工機、プリント基板加工機の製造・開発

 

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碌々産業の「After JIMTOF」 微細加工技術研究結果報告 ユーザー新聞 2013年1月1日掲載


テーマは「超硬合金の直彫り加工」「鏡面加工」「公約集約・リードタイム短縮」


微細加工技術研究結果報告会「After JIMTOF」開催

碌々産業は昨12月13日、静岡工場で「After JIMTOF」を開催した。内容は微細加工技術研究結果報告会で、当初の予定を越える50人程度が参加した。

冒頭、挨拶に立った海藤満社長は「微細加工機のリーディングカンパニーを目指していきたい。その要となるのが斬新な加工技術の披露である」と、開催の意義を確認した。今年で創業110周年を迎える碌々産業の経営理念にある「顧客の困った加工をサポートする」にも通じるだろう

微細加工のキーは「4位1体プラスone」

同社の微細加工機は、フラッグシップマシンに位置づけられるVEGA、そして最新鋭のAndroidの2機種だが、これにロングセラーのMEGACEGA、そしてZEUSが加わる。
いずれも加工の安定性、熱変位対策、高速回転、極小径という点で共通点を持つが、微細加工という点で見逃せないのが、同社が唱える「4位1体プラスone」。機械、ソフトウェア、切削工具、現場環境、そして、人という組み合わせであり、これらを前提としなければ微細加工は成り立たない。
報告会のテーマに掲げられたのは、<1>超硬合金の直彫り加工<2>鏡面加工<3>工程集約・リードタイム短縮―。いずれもJIMTOFで追求されたテーマだ。
それぞれの内容を簡単に触れると「超硬加工で切削ニーズが高まる中、PDC工具やダイヤモンドコーティング、CBN工具といった選択肢が広がり、シングルナノへの挑戦が切削で、しかも、高精度でできる。求められる加工によって、従来からの放電、研削とのすみわけが可能」「鏡面加工ではかつて20ナノという面粗度に飽き足らないユーザーから『面そのものがもっときれいに見えないか』とのニーズが発生、工具に着目して研究を進め『見栄え』も追求し、当社ユーザー限定でルミナス工具をリリース」「工程集約・リードタイム短縮では、ベースプレート加工、エジェクター穴加工、さらにサブマリンゲート加工で、それぞれ成功例を例示」―となる。
そして報告会の最後には実加工精度±1μm以内達成をコンセプトに開発された最新鋭のフラッグシップマシン「Android」の紹介がなされた。2010年のJIMTOFで発表され、翌11年から市場投入され、着実に受注に繋がっているが、極限を追求しただけに、ハード面の斬新さは随所にちりばめられている。が、熟練の技を持ったオペレーターが駆使して初めて、その性能を生かし切れるという点は、強調できるだろう。その意味で、「操る悦び」を堪能できる。日本人ならではの「付加価値」が伴ってくる。「こだわり」が伴ってくる。
報告会終了後は、「こだわり」の工場を見学した。