異業種分野の開拓も 超精密微細加工に挑戦 中村機械 多様加工で技術力向上 碌々産業製「Android」 機械新聞 2013年8月22日掲載|碌々産業株式会社|高精度高速小径微細加工機、特殊加工機、プリント基板加工機の製造・開発

 

会社情報

碌々産業株式会社

<本社>
〒108-0074
東京都港区高輪4-23-5
碌々ビル
TEL 03-3447-3421(代)

<静岡工場>
〒421-0216
静岡県焼津市
相川2575
TEL 054-622-1151(代)


サポートお問い合わせ

異業種分野の開拓も 超精密微細加工に挑戦 中村機械 機械新聞 2013年8月22日掲載


多様加工で技術力向上 碌々産業製「Android」

中村機械(富山県氷見市上泉145の1、TEL0766-91-5585)は電子・電気部品、食品、医療関連等の各種機装置の開発・設計・製造と各種機械加工部品を製造し着実に業績を伸ばしている。中村社長は2代目。昨年8月、社長に就任したのを機に積極経営に乗り出している。

  「現在は製造装置の開発、製造が50%、残り50%は各種部品を加工している」

最大の特徴は部品加工から装置開発、製造まですべて一貫で行っている。しかも、普通の企業と異なるのは加工するワークのサイズや材質、形状のみならず、超精密板金加工製品に至るまで多岐に及んでいる。

「創業時は部品を加工していた。お客さんに頼まれアレコレ造っていくうち今日に至っている」

現在、同社がメインに製造しているのは時代の先端を走る製品を製造するための電子部品製造装置や装置に組み込まれるさまざまな部品。これらを一手に加工から組み付けまで行っている。そのため工場には碌々産業のAndroidMEGAなどの超精密微細加工機ほか、牧野フライス製作所(10台)、DMG(1台)、牧野フライス精機(2台)など複数のマシニングセンタを設置。さらに三菱電機の放電加工機(7台)や岡本工作機械製作所、アマダマシンツールの旋盤や自動盤(4台)、ミツトヨの三次元測定器等々がズラリと設備されている。

このほか板金加工設備ではアマダのレーザー加工機やタレパン、プレスブレーキ、コーナーシャーリング、セットプレス、バンドソー、鋸盤やパナソニックやミヤチ、ダイソンへの各種溶接機材など数え切れないほど整然と配置されている。

 

「当社が大きく変わったのはこの10年。私が若い時分に表回り(営業)でお客さんからちょっとした加工仕事をいただいたのがきっかけ」

社長自らが開拓した取引先の機械加工部品を製造するうち、いろいろな加工に取り組み、今では機械加工に止まらず、精密板金加工、さらには電子部品をはじめとする各種製造装置本体まで製造するようになった。

「お客さんもあちこち発注するよりも1社で賄えれば管理が楽」

現在は取引先の装置開発にも全面的に協力して二人三脚で様々な装置づくりを行っている。

同社は今年5月に碌々産業のAndroidを新たに導入した。その目的は超精密微細加工への挑戦。すでに牧野フライス製作所のマシニングセンタ複数台を効率的に使用した部品加工をはじめ、DMGの5軸加工機を使用した複雑形状の部品加工など、独自の加工技術を構築している。次にめざすのは超精密微細加工だが、ここでもすでに数年前に碌々産業の精密微細加工機MEGAを導入し、その実績を踏まえて新たにAndroidを追加導入した。

「お客さんの方向性もある程度見えている。すでにMEGAを導入して何が造れるか、また碌々産業がどういう企業かがはっきり見えた。他の機械メーカーはいろいろな機械を造っているが、碌々産業は超精密微細加工一本に絞っている」

同社が超精密微細加工に注力する目的は、顧客への対応が大前提だが、さらにもう1つは業種の異なる分野の開拓も視野に入れている。この目的は、他業種の加工に挑戦することでさらに技術力を世話になっている取引先にフィードバックすることで新たな製品開発のヒントにもなりうる。
現在、同社のスタッフの平均年齢30歳と若い。技術も企業もまだまだこれからが伸び盛りだ。

「当社がここまで成長できたのもすべてお客さんが仕事を出してくれたおかげ。取引先には大変感謝している。」