海藤社長に聞く碌々産業の現況とJIMTOF ユーザー新聞 2014年10月1日掲載|碌々産業株式会社|高精度高速小径微細加工機、特殊加工機、プリント基板加工機の製造・開発

 

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超硬合金直彫トータルソリューションセミナー(その1)  ユーザー通信 2014年5月1日掲載

アジア各国の競合金型メーカーと差別化を

 2日間の予定が3日間に―碌々産業の超硬直彫トータルソリューションセミナーへの参加依頼が、主催者の予想をはるかに超えて殺到、急遽、「プラス1日」を設けて対処することとなったのは、記憶に新しい。3日間で予定の2倍近い150人が参加した。今号と次号の2回に分けて、その内容を紹介する。

 セミナーで挨拶に立った海藤満社長は「超硬合金で金型を製作するニーズが高いことを実感した。素材そのものも、日本でしかなかなか手に入らないことも考慮すると、日本の金型メーカーがアジア各国の競争各社と差別化できる。従来の課題であったスピードとコストという課題解決に向けた、当社の取組みを紹介したい」と開催の意義を説明した。

 セミナーではキサゲなどを駆使した経年劣化対策、2万5千~6万回転という高速、回転を上げつつ、動的振れを抑える工夫が施された同社のマシニングセンタの全体像をまずは紹介。これに切削工具、ソフトウェア、環境という「4位1体」による微細加工の重要性を説く。

 「超硬合金の直彫加工への取組みは8年前からで、流体軸受けの金型から始まった」という経緯を説明しつつ、とりわけ、ここ10年間での切削加工の取組みが伸張著しいと言う。

 超硬合金加工の直接のツールとしては、放電、電着砥石、PCDエンドミル、ダイヤコーティング工具、バインダレスPCD工具などを紹介しつつ、マシニングセンタに求められる要素として(1)微小な切込みに対する高追従性(2)主軸の動的振れと振動の抑制(3)安定した熱変位(4)高速主軸(5)防塵対策―を挙げた。

 また、放電と直彫りの比較では、コストや仕上げ面などの課題を残しながらも、圧倒的な時間短縮が可能となる事例が紹介された

(次号では、課題に挙げられたコストや直彫にフォーカスされたCEGAの新バージョン、効力を発揮するCAMであるRR-Millなどを詳述予定)。