卓上旋盤精度1μm 碌々産業と由紀精密 開発 日刊工業新聞 2014年9月25日掲載|碌々産業株式会社|高精度高速小径微細加工機、特殊加工機、プリント基板加工機の製造・開発

 

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卓上旋盤精度1μm 碌々産業と由紀精密 開発 日刊工業新聞 2014年9月25日掲載

世界最小 メイカーズ向けも

VISAI_L-01」
碌々産業と由紀精密が共同開発したCNC自動旋盤のイメージ

   碌々産業(東京都港区、海藤満社長、03-3447-3421)と由紀精密(神奈川県茅ヶ崎市、大坪正人社長、0467-82-4106)は±1μm(μは100万分の1)の加工精度を実現する世界最小クラスのコンピューター数値制御(CNC)自動旋盤を開発した。微細加工機メーカーの碌々産業と精密切削加工の由紀精密が技術提携し完成させた。来春にも内外の旋盤加工会社や製造業の新手法を採るメイカーズに提案する。

   両社の共同開発は今回が初めて。意匠性と微細加工を意識した卓上型工作機械の「VISAI(ビサイ)」ブランドを立ち上げ、自動旋盤以外の機械も開発する。

   第1弾の自動旋盤は直径20mmの材料に対応。大きさは奥行き560mm×幅800mm×高さ300mmの卓上サイズ。CNC装置や操作用のパネル、キーボードを別置きとし、本体重量は40kg。一般的な重量は2000kg前後という。2015年春に約800万円で製品化し、碌々産業の営業網で初年度100台を世界販売する。

両社によると、卓上型旋盤は他にもあるが、開発機と同等の加工精度は見当たらないという。

重量増の要因である鋳物フレームを薄くし、剛性を保つためリブを増やして補強した。ただ、重切削は想定しておらず、複数回に分けて薄く切削するような工法を見込む。主軸部にアルミニウム製のファンを置いたほか、主軸モーターを主軸と分離してベルト駆動にするなどで、熱による精度への影響を避ける。

由紀精密は航空宇宙や医療機器向けの精密部品加工を得意とする。自社工場内に材料供給装置付きの自動旋盤を複数所有しているが、小ロット多品種生産が主体となり、自動化よりも省スペース化に有効な高精度機を模索していた。

「高精度卓上型機を使えば都会のオフィスビル内でもモノづくりが可能になる」(大坪社長)と考え、精密分野向けのほか、メイカーズや個人にも提案する。