高原状態継続、今秋には生産能力を20%アップへ 碌々産業 ものづくりレビュー 2016年6月10日掲載|碌々産業株式会社|高精度高速小径微細加工機、特殊加工機、プリント基板加工機の製造・開発

 

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高原状態継続、今秋には生産能力を20%アップへ 碌々産業  ものづくりレビュー 2016年6月10日掲載


「半端ではない『台湾需要』。 台中~台南では新工場建設ラッシュ、設備投資を刺激」
(海藤満社長)

 

継続して高い受注状況  「納期対応半年以内」を課題に

   工作機械業界は、全体的に落ち着いてきた。
同じような趣旨を冒頭、碌々産業の海藤社長に確認すると「台湾需要を筆頭に、継続して高い受注状況にある」との回答が即、返ってきた

   例えば「AndroidⅡの受注を今、頂いても、お届けは来年4月ぐらいになる」そうで、今秋から20%の生産能力アップを図り「納期対応半年以内」を課題に揚げる。碌々産業は未だに「落ち着きが無い」と言えるだろう。

   「特に台湾はこれからもっともっと忙しくなることが予想される。半導体関連、微細金型関連の顧客では、台中~台南にかけて新工場の増設ラッシュを迎えており、設備投資を刺激しているからだ。MEGACEGA、そしてAndroidの認知度が高まり、口コミによる評判が、引き合い、受注に直結している。精度を求めるユーザーからの、他社製からのリプレイスも発生しており、私自身、2カ月に1度の頻度で訪台している」台湾需要の高さを語る。

   中国からの需要もEMS系の台湾企業の中国進出に伴う需要であり、エリア的には重慶、西安から発生している。

 

国内は金型、成形双方を手がけるユーザーが多忙
鏡面仕上げは金型長寿命化、面粗さ向上、滑りの良さに直結

   微細加工のリーディングカンパニーを標榜する同社だが、リーマンショック後の2011年からの微細加工機の納入実績は、既に数百台レベルに達していると言うから半端ではない。

   「国内については、昨年は9月以降減速したが、通期で見て10%の伸びを記録。最近の需要の特徴は、超硬合金加工、鍛造・プレス金型関連からの直彫り、鏡面加工が挙げられるだろうか。直彫りによる鏡面加工は、見かけの綺麗さだけではなく、滑りの良さ、面粗さの向上、さらに工具そのものの長寿命化にもかかわってくる。」

   今期についても、国内は「マイナス要素は見当たらない。ものづくり補助金の成否にかかわりなく、購入を検討するユーザーは多い。特に金型と成型双方を手がける企業は、非常に忙しいようだ。」との現況と見通しを立てる。

   他のエリアについて海藤社長は「北米は良くも悪くもない。スイス(ジュネーブ)は6月の展示会にAndroidを出展し、鏡面仕上げの反応を見る。ベトナム・ハノイは、顧客の進出もあり、微細加工機の市場としてはまだ早いものの、種を蒔いていくつもりでいる。」と言う。